中綿とは布団や着物、ジャケットに入れる保温効果の高い素材です。中綿を入れた防寒着も多く、ダウンジャケットのダウン(羽毛)の代わりに用いられることも多いです。
綿の多くはポリエステルの繊維で作られた綿で、水に強く縫製がしやすいことから有名ブランドのジャケットにもよく使われています。
ダウンジャケットや布団などの寝具に使われることが多いです。保温効果を高めるために中に詰められる素材なので、寒い冬を乗り切るために重要な役割を担っています。
ダウンジャケットは高い保温効果のある中綿を入れた商品が多いです。ダウンと違って水に濡れても大丈夫なので、雨や汗で濡れても品質が落ちにくいという強みがあります。
最近ではアウトドアブランドがこの特性に目をつけ、中綿のダウンジャケットを発売しているほど。保温効果ではダウンに劣るというイメージもありますが、それを補うほどの高品質な商品が多いです。
布団などの寝具にも中綿が使われる商品が多くなってきています。やはり安価で洗濯しやすい素材というメリットが強く、ダウンにも劣らないような保温性の高い商品が開発されています。
最近ではキャンプで使う寝袋も中綿の素材を使う商品が多く、比較的安価で手に入るのも魅力の一つとなっています。
中綿はよくダウンジャケットのダウンと比較されることが多いので、メリットとデメリットを比較します。
中綿のメリットは以下の通りです。
中綿の多くは化学繊維のポリエステル綿なので、安価で丈夫な素材なのが特徴的です。縫製がしやすいので、量産もしやすいんですね。
次に中綿とダウンを比べた上でのデメリットです。
そもそもダウンとは、鳥の肌の表面にあるふわっとした毛を集めたものです。これにフェザーという羽を混ぜることで厚みを持たせ、保温性を高めた天然の素材になります。
ダウンは天然の素材なので貴重ですが、その分高い保温効果を発揮してくれます。中綿よりも繊維の隙間が少ないので、熱を逃さないようにできているんですね。
中綿のメリットとデメリットを見た上で、ダウンと比べて一長一短があることが分かりました。
ですが、中綿とダウンの中間に位置する「粒中綿」という素材が、両者の長所をうまく活かしているのです。最近ではこの粒中綿を使用するダウンジャケットも増えています。
繊維自体はポリエステルなどの化学繊維なのですが、形状が粒状でダウンと似ています。ダウンのように嵩高く、空気を含んでいるため保温性が高い上に、化学繊維なので洗濯しても問題ありません。
ただやはり、天然素材であるダウンほどの保温性はないので、あくまでも中綿とダウンの中間という位置付けです。
「自重堂JAWIN マルチストレッチ防寒ジャンパー」は中綿を使用していて、適度なボリューム感で十分な暖かさを得ることができます。寒い冬でも外で快適に仕事をできるように、軽くて動きやすいデザインになっていますね。
こちらのクロダルマの防寒コートも中綿素材の商品です。防水性にも優れているので、アウトドアでの利用でも問題ありません。着脱式のフードもあるので、利用スタイルによって柔軟に着こなせます。