パイピングとは手芸や裁縫でよく使う手法で、布の端をテープ状でくるむ装飾方法のことです。
布や革を二つ折りにした際に生じるつなぎ目を挟んでとめて、ほつれないようにするといった目的で使われます。
パイピングには以下のような役割・用途があります。
ほつれにくくするという機能的な役割以外にも、色やデザインのアクセントといったデザイン面での用途もあるんですね。
例えば、黒や紺色などの暗いイメージの服に、白や黄色のパイピングが施されていると差し色のようにおしゃれなアクセントをつけることができます。シンプルなデザインの印象を少し変える場合にも便利ですよね。
パイピングのやり方は、バイアステープをミシンで縫いつけるという方法になります(縫い代始末)。
バイアステープとはパイピングをするのに使う布のこと。バイアスとは生地の布目に対して斜め45度である、という裁縫用語のことです。いらなくなった布から切り取って作ることも可能。
そんなバイアステープを布の端にマチ針で固定したら、端から同じ幅で直線縫いを行います。ここで注意したいのは、最初から最後まで同じ幅にしないと不恰好になってしまうという点です。押さえ金の端などを目印に、まっすぐ縫い付けてください。
縫い付けたらアイロンを使って折り曲げて、形を綺麗に固定しましょう。その後に表側のバイアステープを縫い付けます。「落としミシン」といって、縫い目が見えないようにギリギリまで端を縫い付けていくのがコツです。
少し難易度が高いですが、上手く布端を縫うことができれば縫い目を隠して綺麗なパイピングが完成します。
紺色で上品なデザインでありながら、シルバーのパイピングがアクセントとなって女性らしいデザインのベストです。ポケットのパイピングがとても可愛いらしい印象を与えてくれますね。
en joie(アンジョア) 16580 シルバーのパイピングと印象的な白いボタンが清涼感あるニット素材のベスト リバティプリント
こちらは男女兼用の七分袖コックコートです。肩、袖、背中にあしらわれた白のパイピングで全体のデザインがまとまり、モノトーンでスタイリッシュなイメージに仕上がっています。
BC-7123 チトセ(アルベ) 七分袖/ブランチ パイピングコックジャケット(男女兼用)