カラビナループとは、登山用具であるカラビナとベルトループを組み合わせたものです。鍵などの大事な小物を繋げて紛失を防ぐために使われますが、デザインもオシャレなのでファッションとして利用されることも少なくありません。
ベルトループとカラビナのフックを取り外すのは簡単ですし、着脱が便利で紛失しにくくなるので非常に便利なアイテムです。
カラビナは元々登山用具として開発され、ロープとハーネスをつなぐ接合部分として使われています。クライミングで利用されるカラビナは、自分の体重以上の負荷がかかることを想定して作られているため、特殊で効果な素材が使われています。
近年ではファッション目的の利用も増えており、大きな負荷がかかるわけではないため、比較的安価で丈夫な素材を使っている商品も増えています。
カラビナループは幅広い用途で用いられています。ここからは一つ一つ詳しく紹介します。
どうしても荷物が多くなってしまうアウトドアでは、カラビナループは大活躍します。テントやロープの固定、荷物をリュックや衣類にくっつけるときにも使えるため、アウトドアでは欠かせない存在と言えます。
クライミングでは、ロープとハーネスを素早く繋げて、別ポイントに繋げ直す際にも簡単に着脱が可能です。ただし、カラビナループはベルト部分が服に繋げやすいですが、どれくらいの負荷に耐えられるのかを把握しておきましょう。
仕事や作業着にカラビナループをつけることで、荷物を簡単に取り出せるので便利です。少し重い工具をカラビナループで取り付けたり、ペットボトルホルダーにつけて水分補給をしたりなど、用途は様々です。
仕事で移動が多い人や、通勤時にはパスケースにカラビナループをつけて取り外しを便利にするという使い方も可能です。アイデア次第で使い方は大きく広がりますね。
アクセサリー感覚でカラビナループをつけるのもオシャレです。ベルト部分のデザインも色々なものが売られていて、鍵をつければ実用性も高まります。
身につける以外でも、家で小物を管理する際にカラビナループでまとめておくと、紛失のリスクも減ります。ちょっとした取っ手やフックにかけておくだけでいいので、鍵やポーチなどの小物をコンパクトに管理できますね。
カラビナループを選ぶポイントは、利用シーンによって異なります。どういう用途で使いたいかを決めた上で、以下のポイントを基準に選んでみましょう。
カラビナループは、どれくらいの重さに耐えられるのかを確認することが重要です。単に重さだけでなく、強く引っ張ると重さ以上の負荷がかかるので、耐久性が高いに越したことはありませんよね。
登山でもよく使われる超超ジュラルミンという素材のカラビナは、とにかく強い負荷にも耐えられるタフな商品ですので、登山だけでなくハンモックなどのアウトドア利用にも最適です。
よくカラビナループを身につける方は、重さを特に気をつけたいです。具体的には、「15g以下」の軽量モデルを目安に選ぶといいでしょう。
ステンレススチールのカラビナループは軽さが特徴的で、中には4gのものもあります。これくらい軽いと身につけていることを忘れますね。
カラビナループには、カラビナとベルトがオシャレなデザインのものも多いです。特にフリーカラビナというカラビナは、ゲート部分が開くだけのシンプルなデザインですが、色合いが鮮やかで登山用のデザインとは違ったオシャレさがあります。
また、ベルト部分も革製のものやボタンのデザインが凝っている商品もあるので、普段のファッションに合わせて選ぶのも楽しいですね。