医療現場で働くスタッフが身に付けている前が閉じられたタイプの丈が短い白衣がケーシーです。ケーシーという名前は、「ベン・ケーシー」という1960年代のアメリカのドラマの中で、主人公の脳外科医がこの白衣を着用していたことが由来と言われています。ケーシーは、もともと床屋の制服として使われていました。現代でも理容店で白衣を着ている理容師を見かけることがあります。
昔の白衣は、ボタンが引っ掛かる事が多いなど動きにくく、衛生面で問題がありました。海外では、1990年代頃から看護師の多くがスクラブを着用していたそうです。日本でも、ナースキャップの問題点が上がり、機能性を重視し清潔感もある医療着を採用する現場が多くなっています。
最近では、外科医師や医療技術者が使用している他にも、歯科医院のドクターや歯科衛生士もケーシーを着用しています。