「JIST8118」とは、日本産業規格“JIS”によって標準化された「静電気帯電防止作業服」のことです。
職種や現場によっては、静電気の帯電によって火災や機器の障害を防ぐために、“帯電防止織物”を使用した作業着が求められます。
また、化学工場などの静電気対策が必須な現場だけでなく、冬場の不快なバチつきを対策できるといったメリットがあり、乾燥しやすい時期に重宝する作業着です。
JIST8118の規定する静電気帯電防止作業服の規定を説明すると、
といった点が挙げられます。
医薬品工場や精密機器工場などでは、ほこりによる引火を防ぐために、電気を通しやすい導電性繊維を均一に混ぜなければいけません。
そして試験を行い、帯電電荷量がJISの定める基準以下である必要があります。
導電性繊維には、「カーボン」を含有した生地や「金属を繊維化した生地」などもメーカーによって開発されています。
帯電防止作業着に、金属製の装飾品は原則使ってはいけません。
止むを得ず付属する場合は、着用時に表面に出ないような設計でなければならないという規定があります。
作業着は、着替えやすさなどの機能面も使い勝手に影響するため、帯電性と機能性の両立した商品が人気です。
裏地にも帯電防止織物を使う必要がありますが、裏起毛(裏ボア)は使用できないという規定があります。
また、襟や袖口など、一部に帯電防止織物ではない生地が使われる場合、表面積の20%以内という規定が定められています。これは補強裏地やポケット布などに関しても同様です。
平成8年4月1日から「労働安全衛生規則第286条の2」により、特定の職場において、静電気帯電防止作業服と安全靴の着用が義務付けられています。
これにより静電気の放電による災害が減り、労働者の安全確保がしやすくなりました。
こちらは「バートル 1711 [春夏用]ストレッチライトツイル長袖ジャケット(JIS T8118適合)[男女兼用]」です。
ストレッチ性に優れた生地を使用しており、長時間の着用でも疲れにくい作業着となっています。ファスナー付きポケットも付属しているため、スマホやメモ帳などの収納にも困りません。
こちらは「バートル 7091 [春夏用]ドビークロス長袖ジャケット(JIS T8118適合)[男女兼用]」です。
接触清涼素材を使っているため、ひんやりとした着心地が快適な作業着となっています。
アームノーフォークを使用しており、肩や腕を動かすのもスムーズ。かっちりしすぎない着心地なので、疲れにくいというメリットがあります。