メガーナ【めがーな】

メガーナ素材とは

メガーナとは導電性能に優れた繊維素材のことで、ユニチカファイバー株式会社が開発した「メガーナE5」と呼ばれる導電繊維が起源となっています。

ポリエステルの持つ欠点である、静電気の発生しやすさを克服し、洗濯による機能劣化も抑えることで高い耐久性を保つことが可能です。

効果・特徴

メガーナ素材は導電性に優れているため、電気を貯めずに流す性質を持っています。導電性を向上するためには電子が移動しやすいように、導電性カーボンを高濃度かつ均一に分散させる必要があります。

ユニチカファイバー社の「メガーナE5」は、この導電性カーボンを分散させやすいように、カーボン粒子の配列欠陥を抑制して、カーボンを高濃度に練り込まれています。さらに、高濃度カーボンによる溶融粘度の高さはノズル形状にて最適化され、安定した形状を保ちつつ、線抵抗105Ω/cmを実現させました。

乾燥する冬の季節は特に静電気が発生しやすく、精密機器を扱う現場ではちょっとした静電気によってエラーが生じたり、火災事故が起きたりする可能性も考えられますよね。

しかしメガーナ素材の作業服を着ることで、目に見えない微かな静電気も素早く逃すので、急にバチッ！っとなることなく、安心して作業に専念できます。

用途・着用シーン

半導体製造などの電子機器を扱う作業現場において、導電性に優れた製品が求められていたことを背景に開発されました。

メガーナ素材は作業服の裏地に使用したり、コートやマフラーといった普段着にも使われたりします。冬場の静電気を抑えるためには欠かせない素材と言えますね。

主な用途としては、電子部品工場や化学工場で着用されるユニフォームとしてメガーナ素材が活躍しています。

ちょっとした静電気が火災につながるような石油工場にも、安全性確保のために着用されることが多いです。それ以外にも、メガーナ素材自体の耐久性の高さから、幅広い業種の作業服に採用されています。

さらに、ポリエステル素材よりも洗濯による劣化に強いので、食品工場や調理場などの服が汚れやすい作業環境にも適しています。

静電機能に優れた作業服であれば、電子機器を扱う作業現場でも安心です。感電や帯電のリスクを防止し、静電気の発生を抑止してくれるので、仕事だけでなく普段利用でも持っておくと便利です。

バートルのライトチノジャケットは、カジュアルなデザインでありながら、静電機能による帯電防止効果もあるため、作業服から普段利用まで幅広い用途で使える商品です。

バートル 6081 [春夏用]制電T/Cライトチノジャケット(JIS T8118適合)

夏場の利用であれば、帯電防止効果のある空調服がおすすめです。電気工事などで夏場に外で作業をする人には欠かせない商品ではないでしょうか。

KU90470 空調服 帯電防止長袖ブルゾン

関連用語

帯電防止素材