混紡とは混ぜ合わせて紡ぐと各通り、2種類以上の繊維を組み合わせている加工のことをいいます。例えば、綿とポリエステル、ウールやアクリル、シルクとウールなど、それぞれをわたの段階で混ぜ合わせることからはじまります。そうして紡績といる糸にする作業を経てひとつの糸になるのです。そのため、それぞれの繊維が持つ長所が活かされます。場合によっては、コストダウンの目的でも取り入れられるものです。冬季になると見かけるのがカシミアが混ぜられたものでしょう。100%でカシミアを作っては相当高級なものになりますが、これなら一般の人たちにも手が届く良質なものとなるわけです。そのため、カシミアに関わらず、一般向けに混紡が多用されます。