パイルは織り方の種類のことで、繊維を丸くループ状に織ったもののことを言います。
この丸いループ状の糸のことを英語で「パイル(pile)」と呼ぶのが、名前の由来です。
素材感はタオルと同じで、タオル生地というとイメージしやすい方も多いと思います。
日常的に使うタオルの多くがこのパイル地で作られています。
他にもベビー・キッズ用品やパジャマなどにもよく使われています。
ループ状の部分が肌に触れたときに、ふわっとした弾力を生み出し、柔らかい肌触りを感じられます。
パイルが長いほうがふんわり感が強く、パイルが短いと肌触りはやや固めになります。
直接肌に触れる部分が広いため、高い吸水性が特徴です。
タオルやバスローブなど、吸水性の高いものを選びたい場合には、パイル生地がおすすめです。
表面がループ状になることで空気層ができ、保温性が高くなります。
ループが短く薄手のものであれば、夏でも涼しく着用でき、ループが長く厚手のものであれば冬でも温かく使える素材になります。
ループをひっかけてしまうと糸が抜けてほつれてしまうことがあり、特にループパイルのほうが抜けやすくなっています。
糸がほつれた場合は引っ張ったりせず、ハサミで切ることで、ほつれがひどくならないようにしましょう。
そして、洗濯の際に気になるのが毛羽落ちです。
他の衣類に付着するのを防ぎ、糸のほつれ防止にもなるため、洗濯ネットに入れることをおすすめします。
肌触りをよくしようと柔軟剤を多めに入れると、余計に落ち綿が多くなるだけでなく、吸水性も落ちるので、過度に入れすぎないように注意しましょう。
シャーリング生地は、パイル生地のループ状の先頭部分をカットしたもののことを言います。
表面の凹凸が少なく、肌触りがなめらかでツヤがあるのが特徴です。
毛足が短いので、プリントなどのデザイン加工がしやすくなります。
毛足をカットしている分、保水力はパイル生地に劣りますが、水を吸い取る力にそこまで大きな差はありません。
綿100%の上質なスウェット素材です。
薄手で裏毛(裏パイル)仕様のため、保温性・吸水性に優れています。
着脱しやすいジップアップタイプのため、ちょっと肌寒い日の通勤時に羽織ったり、スポーツ時に着用したりと万能なパーカーです。
脇部分に縫い目がないためスッキリとできるのがポイントです。
しっかりとした厚さがあり丈夫で、ウエストはゴム仕様、さらにスピンドル(紐付き)もあるため調整も可能です。