凹凸やシボをつける加工がリップル加工です。綿、リネンなどのセルロース系の繊維に苛性ソーダを部分的につける事により、シアサッカーやクレープのような表面に仕上がります。
塩縮加工というのは、シルクに塩(硝酸石灰など)を用いて凹凸を出す加工のことです。リップル加工とは区別されて使用していました。
しかし、苛性ソーダという塩を使用して同じような効果が出ることから、その区別はあいまいです。同じ加工原理が使用されているリップル加工と塩縮加工は、化学的には同じ手法になります。
一般的には、リップル加工といえば、綿素材において全体的に凹凸、シボを入れる場合をさし、一部に柄を入れる場合を塩縮加工として使い分けることが多いです。