市場で売買される時の最安価であるさらし綿布の一種。本来、シーツ用の生地で使用していたという意でこの名前が付いた。単糸、単太の糸を使用し、敷布用に織られた平織りの広幅綿布であり、着心地と吸水性に優れているのが大きな特徴だ。立体裁断や低価格のカジュアルウェア衣料に用いられることが多い。平織30s番前後の糸により加工されることが大半となっている。シーティングとして、生地、密度、糸番手によって、薄、中、厚の3種類に区別されている。加工繊維として、多くの場合、綿で作られる無地生地で、大量生産に向いているとされる。この繊維の性質としては、目が粗く水に縮みやすい。仮縫い用の素材として使われる場合もあり、消耗品に使われる場合が多い。例)sheeting(英)。ポリエステル・シーティング。