18世紀前半のイギリスのウェールズで農業に従事している人によって使用されたのが起源の、軽作業用に用いられる上衣の一種です。 丸首で襟がなく丈の長い身頃に長袖がある上着です。少し末広がりで、ゆったりとしていて、すとんとしたデザインです。伸縮性を保持するように調整された、亀甲柄の刺繍がされているものもあります。
この刺繍はスモッキングと呼ばれ、背中や胸元、袖にある「チューブ」と呼ばれるプリーツなどに織り込まれています。伝統的なスモックは、丈がもも丈からふくらはぎの中ほどまでと多様で、素材はリンネルか羊毛で作られています。
日本では、幼稚園や保育園で制服として使用されており、男児用はスモック本体がパステルブルー、女児用にはパステルピンクのものが多く使われています。しかし、ユニセックスのライトイエローや、給食の時などに使われる白のものもあります。