双糸とは、「諸糸(もろいと)」や「諸撚り糸(もろひねりいと)」、「双子糸(ふたこいと)」と呼ぶこともあります。2つの糸をより合わせた糸のことです。1本のときよりも太さが倍になりますが、1本の時よりも太さを均一にすることができます。場合によっては3本以上の糸をより合わせることもあり、統計学上では、より合わせる本数が多いほど均一になるといわれています。
複数の糸をより合わせることで糸にコシが出て、布地の平な織物や短繊維といったシャツ地といったものに使われることが多いです。
双糸は2本をより合わせた場合にはその強度は2.5~3倍になります。これはなぜかというと、糸が切れるときは一番弱い部分から切れますが、双糸では1本が切れてももう1本の糸で補強されるためです。
50番の単糸(1本の糸)と100番の双糸は同じ太さで、単糸の場合は「50/-」、双糸は「100/2」という表記になります。