番手とは糸の太さを表す単位の事。
正確に言うと糸の太さをきっちり図ることは困難なので、その長さと重さを一定の計算式で表した、糸の太さの目安の事です。
数字が大きいほど糸は細く、数字が小さい程糸が太くなり、太い糸を「太番手」細い糸を「細番手」とも言います。
そして繊維の種類によって一定の長さや重さの単位が異なります。
・綿番手
1ポンド(453.6g)当たりの長さが840ヤード(768m)の物が「1番手」
に定めています。
そして1ポンド、1680ヤードの物は2番手になり、2番手の糸の方が細いとなります。
・毛番手
1㎏の重さで1㎞の長さの物を「1番手」とし、1㎏の重さで2㎞の長さの物は2番手になります。
・麻番手
1ポンドの重さで300ヤード(274m)の長さを「1番手」と定めています。
1ポンドの重さで600ヤードの長さの物は2番手となります。
同じ30番手でも繊維の種類よって太さが違ってきます。