はっぴを着るのは、日常的なことではなく、イベント等の特別な行事の場合の方が多いです。背中部分に、好みのデザインのプリントや刺繍ができるため、お祭りでの出店で販売するのに、ユニフォームとして使われたり、集団で踊る際に皆で揃えたりすることにも使われます。 紫はっぴを選ぶ場合には、バラエティが豊かなので、どの色にしようか迷うかもしれません。紫の色味は、赤みがかった古代紫や青みの強い桔梗や菖蒲のような色、ちょうどバランス良く中間あたりのすみれやモーブ色があります。濃淡で言うと藤色やラベンダーのように薄いパステルカラーからプラムのような濃い色目まで、一口に言っても様々な色合いがあります。女性と男性では、好みが分かれる色かもしれません。 紫はっぴは、店舗のくじ引き等のイベント用、特売の売り出し用として着用する上では、ある程度色味があって、濃いめの方が向いています。その方が一目でスタッフの方とわかりますし、宣伝や販売促進のためですので、背中に店のロゴや店名を入れる場合に、目立った方が良いように思われます。 紫はっぴを男女の区別なく着用するには、男女双方に適した色目のが良いようです。赤みが強く、ピンク系に近い色合いですと、女性には可愛らしい色で喜ばれますが、、柔らかい色調なので、男性には似つかわしくないかもしれません。色が濃すぎて暗い色調になりますと、男性は力強い雰囲気が出て似合っても、女性は色の持つ強さに負けてしまう恐れがあります。 よって、スミレやモーブのような濃い目でありながらも、バランスの良い色合いの紫はっぴを選ぶと、男女共用で着用しても利用客から違和感を持たれませんし、着る方も抵抗がないと思われます。