サークランド
(株)サークランド様は会社のユニフォームをユニフォームタウンで作成されました。そのいきさつや感想などを総務部 総務管理課の原様にお伺いしました
用途 | 会社のユニフォーム | |
作成したユニフォームの種類 | ポロシャツ | 165枚 |
パーカー | 72枚 | |
カーゴパンツ | 44枚 | |
加工 | ポロシャツとパーカーに社名の文字プリント加工 |
全社員分のポロシャツとドライバーのパーカーです。
最初に作成したのは全社員分のポロシャツで、社名をプリント加工しました。そのとき一緒にカーゴパンツも購入しました。
その半年後、社名をプリント加工したパーカーを作成しました。
(株)サークランド 総務部 総務管理課
課長 原 直之様
私はユニフォーム作成のすべてに関わっていました。というか、ユニフォームを作ろうと言い出したのは私です。
ユニフォームを作ろうと思ったのは
1、 会社としての一体感が欲しかった
2、 昨年に発生した東日本大震災の影響
この2点からです。
1、サークランドはもともとレコードのレンタルから出発した会社です。当初は従業員も10名ほどでしたが、お蔭様で今は名古屋、大阪、千葉、北関東支店ができ、人も増えました。
そうなると「顔を知らない従業員」も出てくるようになりました。人が増え、支店が広がった分、一体感が薄れてきたように感じていました。そこで、ユニフォームを作成して、まず見た目から一体感を作りたいと考えました。
2、それから2011年3月11日に起きた東日本大震災の影響も大きいですね。
震災後、レンタルの注文が激増しました。
しかし、物流がストップしてしまい、送りたくても送れない状態がしばらく続きました。
そんな時「俺達が行く!」と自分達でトラックを運転して運ぶと社員が手を挙げたんです。
しかし何時間もかけて被災地へ行き、現地では身内や知人を亡くした人や、行方不明の人を探す人を目の当たりにして、またとんぼ返りで戻ってきて…。社員が自主的に行っていることですが、かなり肉体的にも精神的にもキツイ労働です。
だからともすると社員がバラバラになってしまうのではないかと危惧し、一致団結するためにもユニフォームが必要だと思いました。
以前のユニフォーム
いいえ、ありました。
上着に社名のプリントがある作業服スタイルのものでした。
しかし、寒いとその上にジャケットを羽織ってしまい、逆に暑いと上着を脱いでTシャツスタイルになってしまうので、社名が表に出る機会が少なく、会社のユニフォームとしては印象が薄かったと思います。
お客様から「どこの誰が来ているのかわからない」と言われたこともありました。
また、ユニフォームをルーズに着こなす人もいて、統一感がない感じでした。
今までにも何度か新しくユニフォームを作ろう、という動きはあったんですよ。
私が担当したのではありませんが、実際にユニフォームを作成したこともありました。
しかし、なかなか皆が着用してくれなくて。デザインが若い人には受け入れられなかったのでしょうね。
1、 皆が着てくれるユニフォームであること
2、 プリントする社名が目立ち、会社のPRにもなること
この2点をかなえるユニフォームを作成しようと思っていました。
1、 今まで作っても着用されなかったユニフォームがあったので、まず、皆が着てくれるユニフォームを作ることが大前提だと思いました。具体的にはサークランドには若い従業員が多いので、若い年代の従業員をメインにユニフォームを考えました。
2、 ユニフォームが、会社のPRになったらいいなと思いました。だからプリントするロゴを目立たせたいと考えました。
まず、ユニフォームを作成するにはどうしたらいいのか、ネットで調べました。
「ユニフォーム」とか「ユニフォーム作成」といったようなキーワードで検索して、作成してくれる会社を探し、数社ピックアップしました。
それと同時に、ユニフォームを作るにはいくらかかるのか、数社のHPから掲載されている金額を見て概算を算出し、社長に予算の了承をもらいました。
1、 検索順位が上位の会社
2、 ホームページが見やすく、わかりやすいこと
この2点を基準に3社をピックアップしました。
実店舗があったからですね。
他の2社はネット上のみで展開している会社だったので、とりあえずユニフォームタウンのお店に行ってみようと思いました。
失敗したくなかったからです。
たとえば、メッシュ素材を考えていたので、女性が着用するときはどれくらい透けるか気になりますよね。どれくらいぴったりさせたら透けるのかとか、通気性や速乾性はどうかとか。ネットだけではわからないことがあったので、手にとって確認してみたいと思いました。
なんか、みんな忙しそうだな、というのが第一印象です(笑)
ショールームは、ユニフォームがたくさん展示されていて、目移りしてしまいそうですね。とりあえずひととおり説明を受けて、カタログをもらって帰ってきました。
いいえ、もうユニフォームタウンさんにお願いしようとは心の中で決めていました。
しかし、そのとき一緒に行った者と、お互いの意見のすりあわせをしたいと思い、一度持ち帰りました。
安いことにこだわるよりも、失敗しないことのほうが重要でしたね。価格は社長にOKをもらった予算内であれば問題ありません。
いいえ。
とりあえず「汚れの目立たない黒色のポロシャツ」ということだけは最初に決めていましたが、社名をどうやって入れるかは考えていませんでした。
それにユニフォームタウンさんのサイトにあったデザインシミュレーションソフトを使ってみましたがイマイチ使い方がわからなくって。
最初に店舗を訪れたときに、ロゴが縦に入っているランドマークさんのユニフォームを見て「これだ!」と思いました。
胸や袖に横書きで入っているデザインはありふれていて嫌だなと思っていましたから。
文字の色はピンクが目立っていいな、と思っていたので、ユニフォームタウンの高橋さんに操作してもらいながら、様々なピンク色と文字のタイプやサイズを画面で試しました。画像をみながら、その中からいいと思えるパターンを選びました。
ありませんでした。
生地もいろいろある中から、実際に手にとって確認しながら選べましたし、デザインも画像をみて確認していたので、思ったとおりに仕上がりました。
「新しいユニフォーム、できたよ」って、みんなに配ったら、その場でビニール袋をビリビリ破って、皆が着替え始めました。
みんな気に入ってくれたようで嬉しかったです。
「ロゴのピンクが派手すぎる」と、年齢が上の方には最初、着てもらえませんでした。それで「とにかく一度着てみてください。着てみると思っているよりもいいですから」とお願いしました。
今では、気に入って着てもらっています。
他の会社を探すことは考えませんでしたね。最初に作成したポロシャツに満足していましたし、それにロゴの版があるので、最初からこちらで注文しようと考えていました。
ユニフォームの作成については十分満足しています。
しいて言えば、新たな従業員を採用したときにユニフォームを追加注文するのですが、そのときはまとまった数にならないので、割引額が適用されないところですかね。
これも割引金額が適用されると嬉しいんですけれど。
太もも部分で荷物を受けることが多い
ポロシャツと一緒にカーゴパンツも購入させていただいたのですが、これは汚れが目立ってしまって、ちょっと失敗だったかな、と思っています。荷物を運ぶときに太もも部分を使ったりするのですが、そこの部分の汚れがとれにくくなっています。汚れがつきにくい、または落ちやすい生地を選べば良かったと思いました。
みんなが着てくれるユニフォームが出来て満足しています。
あるスタッフは友人から「プライベートで着たいからパーカーを分けてくれ」と言われたそうです。
プライベートでも着たくなるようなユニフォームを採用している会社はあまりないんじゃないかな。
だから活気があって、勢いのあるところを最大限アピールできるユニフォームになったと思います。
サークランドのWebサイト「かして!どっとこむ」には東日本大震災における支援活動について掲載されている
それから、イベントなどが行われるとき、このユニフォームを着ていると「サークランドの人」とわかってお客様も声をかけやすいみたいですよ。
大震災から1年たちますが、今も東北地方からの注文には送料をいただいていません。それは自分達にできる復興支援なのですが、願わくば東北へ行く機会も多いので、そのときにこのユニフォームを見て「サークランド」をより多くの人に知っていただくことができれば嬉しいと思っています。
お忙しい中、取材にご協力いただき、ありがとうございました。
会社名 | 株式会社サークランド | |
業務内容 | 総合レンタル業 | |
本社所在地 | 東京都江戸川区中葛西7-29-3 | |
会社設立 | 1981年11月 | |
資本金 | 3,500万円 | |
WEBサイト | かして!どっとこむ http://www.kasite.com/ |
※取材日時: 2012年2月